妻からのモラハラにお困りの方へ

 

 

目次

1. モラハラ妻の特徴

2. モラハラ被害者男性の特徴

3. 法律相談する意味

 

 

現在では、「モラハラ」(=言葉や態度での精神的嫌がらせ)という言葉が、広く一般に広まっています。

ただメディアなどではモラハラは、「夫(男性)から妻(女性)に対してするもの」として語られることが多いです。

しかし、私が相談を受けていても、「これは妻側からのモラハラだな」と感じるケースが、一定数あります。

 

モラハラをする妻には、以下のような特徴があります。

 

1、モラハラ妻の特徴

A 話が攻撃的

B プライドが高い

C 家庭環境

 

「A 話が攻撃的」

モラハラ妻の場合、家事育児の負担や家計の苦しさなどの不満について、冷静な話をせず、攻撃的・ヒステリックにまくし立てます。

 

また夫の地位や給料、学歴、体形や服装について、上から目線で厳しく批判してきます。「そんなふうだからお前は出世できないんだ!」と、男性が傷つきやすい言葉を選んで攻撃してくるのです。

 

「B プライドが高い」

モラハラ妻は、学歴や、(結婚前の)地位が高かった・顔やスタイルが良い・実家が金銭的に裕福などといったことから、プライドを高くしています。名古屋市や愛知県であれば「名古屋嬢」といわれるように、父や祖父の地位が高いのでプライドも高い女性も中にはいると思います。

そのため、夫に対しても傲慢な態度・見下すような態度で接し、些細なことでも「私のやり方がわからないお前は育ちが悪い!」などと侮蔑してきます。

 

「C 家庭環境」

また、モラハラ妻の育った家庭環境が、モラハラ傾向が強かったという場合もあります。

妻の父母のどちらか、あるいは祖父母が、家庭内で他の家族を厳しく叱り飛ばすのが普通だった環境で育つと、それが家族像として刷り込まれてしまうことがあります。

 

 

2 モラハラ被害者男性の特徴

 A 優しくて争いを好まない

 B ストレスがあると黙り込む

 C 責任感が強い

 

「A 優しくて争いを好まない」

モラハラ被害者男性は、相手との争いを好まないため、妻から罵倒されても同じ勢いで言い返すことはせずに、相手の話を全部聞いて受け入れてしまう傾向があります。

 

それは優しさなのでしょうが、そのために妻が、自分が不当なことをしてると気づかなくなってしまいます。

 

「B ストレスがあると黙り込む」

強いストレスがある場合に、周囲に当たる方もいれば、じっと黙り込んでしまう方もいます。

 

すると、相手がモラハラ傾向の場合、相手にまくし立てられてストレスがかかると、逆に一言も言い返さずに、何時間もじっと黙って聞いている状態になります。

 

ただ内心では当然ですが妻に対する反論や意見も多数あるので、夫には強いストレスが残ったままになってしまいます。

 

 

「C 責任感が強い」

妻がヒステリックに罵倒してくるのを見ても、「俺が悪いから妻はこんなに怒っているんだ」、「妻をこんなふうにしてしまったのは俺の責任だ」と、自分が悪いと考えてしまう男性もいます。

 

これも夫としての責任感とは思いますが、この姿勢だとやはり妻は、自分が悪いことをしてるという自覚を持ちません。

 

 

3 法律相談する意味

もしあなたが、妻との離婚を既に決意されたのであれば対応は、

 

「モラハラ妻との交渉は、経験のある専門家に任せる」

 

これが最適と思います。

 

性別問わずモラハラや、DVにも共通することですが、仮に「自分一人だけで妻との対等な交渉ができる」方であれば、そもそもモラハラ被害に悩んではいないのではないでしょうか。

 

モラハラ加害者は、相手が優しいこと・自分のわがままを聞いてくれることを、わかっているからこそ横暴になるのです。

それが通じない第三者の専門家が出てくれば、急に対応が変わります。

 

 

もちろん、いきなり正式に依頼までしなくとも、とりあえず相談をしてみて、自分の現況に対する客観的意見や、調停や裁判に発展した場合の見込みを、あらかじめ確認しておくことも、有益と思います。

 

男性にとっては、自分が妻からモラハラ被害を受けているという事実は、特に周囲には話したくないことと思います。

 

誰にも打ち明けられずに一人で考えるだけではなく、少しだけ行動して、経験のある専門家に悩みを話してはいかがでしょうか。

 


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執筆者情報

鈴木洋平法律事務所
鈴木洋平法律事務所鈴木洋平
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弁護士にしか話せないこと、言えないこともあります。時間をかけても信頼関係を構築することが何より大切だと思っています。話しにくいこと、言いたくないことも出来るだけ話してもらえるよう、私はまずお客様の話す内容を時間をかけて細部までよく聴き、真意をつかみ取るように意識しています。お客様の話す内容については、単にご要望を伺うだけではなく、何故そのような心情に至ったのかを背景事情も踏まえて私なりに分析し、お客様の真意に見合った解決案を提示することを心がけています。
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