相談から2か月で公正証書の作成に至り、妻側の希望する条件での協議離婚が成立した事例

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属性

依頼者 40代 女性 パート
相手方 50代 男性 会社員

子ども 3人(成人)

相談の経緯

夫の金銭トラブルで、妻が離婚をしたいと相談にこられました。夫はこれまでにも妻に借金したり、妻側の親族の金銭を使い込んだりしていました。そのため、妻が離婚と離婚条件の相談を当事務所にされました。

妻としては、夫名義の持ち家に住み続けたいとの希望があるものの、まだ住宅ローンもかなり残っていました。

当事務所の活動

妻と条件面について、協議を重ねながら協議離婚書の作成を行い、夫との交渉方法等もアドバイスしました。

 

結果

協議離婚が成立し、協議離婚書については、公正証書にしました。

条件の内容としては、

① 妻が慰謝料として10数年間、自宅に無償で居住すること

② 住宅ローンについては、これまでどおり夫が支払うこと

③ 夫に退職金が支給されたら、一定額を財産分与として支払うこと

を取り決めしました。

また、夫の妻への借金についても、公正証書にして分割弁済を約束させることが出来ました。

ポイント、所感

夫に負い目があったためなのか、ほぼ妻側の希望する条件での協議離婚が成立しました。

上記の条件内容はざっくりと記載していますが、実際は公正証書にしておりますので、細部にわたり詳細な条項を定めています。相談から2か月で公正証書の作成にまだ至りました。

執筆者情報

鈴木洋平法律事務所
鈴木洋平法律事務所鈴木洋平
最も大事なこと、それは、お客様と信頼関係を構築すること。

弁護士にしか話せないこと、言えないこともあります。時間をかけても信頼関係を構築することが何より大切だと思っています。話しにくいこと、言いたくないことも出来るだけ話してもらえるよう、私はまずお客様の話す内容を時間をかけて細部までよく聴き、真意をつかみ取るように意識しています。お客様の話す内容については、単にご要望を伺うだけではなく、何故そのような心情に至ったのかを背景事情も踏まえて私なりに分析し、お客様の真意に見合った解決案を提示することを心がけています。
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